サンプルCG
紫雨
「俺も緊張してる。水姫ちゃんの初めての男になるんだ」
水姫
「あ……うあ……」
紫雨
「そういうさ、勝手に付加価値を見いだす心が、なんでも豊かにしてくんじゃないの」
水姫
「うっ……ふ……」
正直、呼吸をするだけで精一杯だった。
彼が言っていることの半分も理解できない。
紫雨
「キスしていい？」
水姫
「あ……あ」
こういうときに、どう答えればいいのか。
なにが正解なのか……。
水姫
（でも……）
嫌とは思っていなかった。
なら……。
水姫
「ど、う………………ぞ」
紫雨
「ありがとう」
もっとからかわれるかと思った。
笑われるかと思った。
なのに、紫雨さんはまっすぐすぎるくらいに受け止めて、そのまま――。
水姫
「ふっ、く、き、気持ちよくなるって……どうすればいい……んだろ……？」
紫雨
「ん……？」
水姫
「どうすれば……ふ、普通の人がしてるような、せ……っくすが、できるようになるの……？」
紫雨
「普通……そうだなぁ……んっ」
水姫
「あうッ！」
紫雨さんがわずかに動くと、ぢくぢくと穴が拡げられる痛み。
紫雨
「普通のフリを……してみるとか。いろいろ劣等感持ってても、普通ですって顔してるうちに、自分が普通になったかのような……アレを……はぁっ」
水姫
「そんなのっ……んッ、は、う、嘘つきじゃないですか……！」
紫雨
「嘘つきだよ。嘘を……ほんとっぽくしてくのが、人生って感じ……あぁっ！ はぁ、あぁ……！」
水姫
「んうぅっ……！ ふぁっ、は、くぅっ……うぁっ、あぁ、あんまり、動かないで……くぅ……！」
紫雨
「この間は、好きにしてって言ったじゃん」
紫雨さんの律動が始まる。
確かに初体験のときは、そうしてくれと頼んだ。
紫雨さんは今回もそれを守って、私の膣肉に肉茎を摩擦しだす。
紫雨
「だいたい、一回出せば満足なんだけど……」
水姫
「んふ……ちゅるぅ……今日は、違う……？」
紫雨
「うん……なんでか……はぁっ……あ、あ、そう……そのまま」
水姫
「ぺろ……れろ……ん、ふ、ちゅるぅっ……んんんっ……」
ゴムの内側に塗られた潤滑油なのか、汗ではないものでぬるぬるのペニスを両手で抱える。
言われるままにその手をちょっとずつ上下させて、この間も少し味わった先っぽに唇をつけていく。
紫雨
「あぁ……ああ、い、イキそうなんだけど」
水姫
「んむっ……？」
紫雨
「お願い……イッてもやめないで……飲まなくていいから……」
水姫
「ちゅぷっ……はぁ、ふ、どういうこと……？」
紫雨
「口は離しちゃっていいから、しごき続けて」
水姫
「え……え？ う、わ、わかった……」
わかったと言いつつも、それがどういう状況をもたらすのかはさっぱり理解できない。
…………？